2010年 11月 09日
まとまりに欠ける内容で、しかも長くてすみません。 |
スタッフ・清田です。
今日は寒いですね宮崎。
昨日はあんなに暖かかったのになぁ。
って、外気の影響なんてまるでない店内で仕事しているので実感はゼロ、
あくまで数字上の感想なんですけどね。
さて、昨日お隣のTシェフが「まだ届いてないの?」と覗きにきました。
いやいや、ここは孤島・宮崎ですからね、発売日には来ませんよ?
それに本屋さんがわざわざ持ってきてくれる当店、さらに遅れます。
不満そうな顔して去っていきましたが、仕方ないじゃん!!
というわけで、届いたので押し売りに行ってこよ(笑)。
相変わらず惰性で目を通してます。
今回はワイン関係がテーマじゃなくて良かったですけど(苦笑)。
いつも通り、パラパラめくればそれで済むんですが、ひとつだけ。
どっちか忘れましたが、海外の食育についての記事がありました。
うんうん、食育って大事ですよね。
昨日、ビールメーカーさんともそんな味覚、味覚形成のお話しになりました。
何が本当に美味しいのかが分からなくなってますよね、と。
美味しそうなイメージ、良さげなイメージを作ることにみんな一生懸命で、
そして、そんなイメージで商品を売っちゃう、売れちゃうもんだから、
どんどんモノから中身が無くなってる、そんな感じ。
味覚って作っていく、育てていく、鍛えていくものですからねぇ。
外部からの情報に依存して自ら考えることをせず、
中身の無いものを口にしても、なんら得られません。
食育って食糧を作ることの大変さ、感謝の気持ち、食事の重要性はもちろん、
ちゃんとした、というか本当は普通なはずの味覚、
美味しいものに出会った時の喜び、もたらしてくれる感動、
なんかも、きちんと伝えていかないといけませんよねぇ。
じゃないと、世の中から美味しいものが消えちゃいます(泣)。
そんな食育つながりで。
「最近ワインを飲み始めたんですけど」というお客様がたまにいらっしゃいます。
そこではお好み・希望を聞くと共に、セオリー通りのご提案をしてみたり。
ワインは普段口にしない要素を持ってたりしますから、
最初は慣れる、というのも大事だったりしますからねぇ。
例えばタンニン。
つまりは渋みですが、これって普段はあんまり口にしませんし、
したとしてもそれは完全にネガティヴ。
普通、渋みがあったら吐き出します、防衛反応として(笑)。
なので慣れていないと、過敏に反応しちゃうんですよねぇ。
例えばとあるワインの持つ渋みが10段階で5だったとしても、
慣れない人にはそれが10に感じられたり。
そうした慣れない要素の少ないもの、からご提案しています。
つまりは飲み易いもの、から。
でもワインって、この飲み易いが微妙。
飲み易いにも色々あると思うんですよねぇ。
普通に、シンプルな、親しみ易い、分かり易い味わいという意味での飲み易いと、
飲み易い状態になっているけど、その中身はとんでもないという場合とか。
前者はまぁ、普通のワインですよね。
不特定多数の人に美味しいと感じられる、万人受けするワインです。
誰が飲んでも、とは言えなくても、
多くの人が美味しいと感じられる、これって大事な部分ではあります。
分かり易い美味しさも必要です。
でも、実はワインの魅力ってそこじゃなくて。
その産地、品種、造り手でしか表現できない味わい、
そんな唯一無二の個性が評価される世界です。
本当に美味しいワインとは、ある意味個性的でなきゃと。
まぁ、過ぎたるはなんちゃら、ですけどね(苦笑)。
・・・。
うちの高額系、そんな感じもしますね(汗)。
次に後者の飲み易いですが、これは難解、というかやや上級。
普通に「これ飲み易くて美味しいね♪」と言っても全然OKなのですが・・・。
実はその飲み易さが素晴らしい、というか恐ろしかったりするんですよねぇ。
熟成とか驚異のバランスとかまぁ色々なパターンがあります。
ワイン飲んでるはずなのにまるでミネラルウォーターみたい、とか(笑)
で、そんなこの手の飲み易さで、一番不当な扱いをされるのが甘い場合。
単に甘くて飲み易いで片付けられちゃうんですよねぇ(泣)。
いや、別にいいんですよ、「甘くて美味しいね♪」と喜んでもらえれば。
でも、「うわ、甘っ」って甘いことで否定する人もいるんですよねぇ。
その甘味の質がどんだけ素晴らしいものであるかを理解できずに。
日本ではどうも甘いってことに対する偏見があるような。
えぇ~、あまくちぃ~。
僕が甘口を提案した際によく耳にするリアクションです(苦笑)。
確かに、レベルの低い、安易な、というかダメな甘口もあります。
取って付けたような劣悪な糖分で。
でも、それが全てではないんですよね、当然。
上質の糖分を持った、素晴らしい甘口もあるわけです。
さっきのタンニンと比較すると、
甘味って普段から口にする機会の多い味わいですし、基本的にいつもポジティヴ。
老若男女みんな美味しいと思う、はず。
でも、だから甘味に対する理解が出来ている、そんなわけもなく。
ただ食べて飲んでしてるだけで味覚が理解できればみんな専門家です(笑)。
甘口ワインの良さって、甘味に馴染みがある分難しいのかも。
甘い、それで終わり、それ以上でもそれ以下でもなく。
もうちょっと、甘味の質にまで意識を向けられると楽しいんですけどねぇ。
甘口の魅力を感じられる、
甘口の楽しみ方を知っているお客様に出会うと、素敵だな♪と思います。
本当に美味しい甘口、質の良い甘味って素晴らしいですよ?
もちろん、貴腐が良いって話じゃないですからね?
というわけで、無駄に長くなってきました(汗)。
ワインを難解な、高尚なものだとは言いたくない、そんなタイプの僕ですが、
ワインをより楽しもうと思うと、それなりに人間側にも求められるなぁと。
それは主に姿勢かなと。
人間だけが椅子にふんぞり返っていられるわけがありませんよねぇ。
とはいえ、膝はつかなくてもいいと思いますし、
でも、帽子くらいは取ったらいいよねとそこはマナー。
僕、たまにワインに土下座してますけどね(苦笑)。
・・・。
って、その姿勢じゃなくて。
なんでしょう、あんまり固執しない方がいいよね♪と。
アレが好きコレが嫌い、好みはそれぞれあるでしょうし、
主観で判断してもらっても全然構わないんですけど、
ひとつふたつのことに固執しちゃうともったいないですよと。
色んな良さ、魅力がある、というのがワインですから。
そういった色んな個性を楽しめる、そんな飲み方・楽しみ方をお伝えできればなと。
濃い赤ワインだけがいいってわけではないですよ?
食育からこんなことになっちゃいましたねぇ。
昨日のビール屋さんから始まり、どうもそんな頭の中だったようです。
食育ってわけではないですが、
まだまだ勉強中、
というかワインって死ぬまで勉強だよねと地獄の世界に浸かっている僕ですが、
一応、お伝えする立場にいるわけでして。
そうした立場上、きちんとしたことをお伝えしていかないとなぁと思った次第です。
「渋いワイン下さい」とか言われてもイチイチ凹まないようにします。
だいぶ消したけど、それでも長くなっちゃいましたね(汗)。
今日は寒いですね宮崎。
昨日はあんなに暖かかったのになぁ。
って、外気の影響なんてまるでない店内で仕事しているので実感はゼロ、
あくまで数字上の感想なんですけどね。
さて、昨日お隣のTシェフが「まだ届いてないの?」と覗きにきました。
いやいや、ここは孤島・宮崎ですからね、発売日には来ませんよ?
それに本屋さんがわざわざ持ってきてくれる当店、さらに遅れます。
不満そうな顔して去っていきましたが、仕方ないじゃん!!
というわけで、届いたので押し売りに行ってこよ(笑)。
相変わらず惰性で目を通してます。
今回はワイン関係がテーマじゃなくて良かったですけど(苦笑)。
いつも通り、パラパラめくればそれで済むんですが、ひとつだけ。
どっちか忘れましたが、海外の食育についての記事がありました。
うんうん、食育って大事ですよね。
昨日、ビールメーカーさんともそんな味覚、味覚形成のお話しになりました。
何が本当に美味しいのかが分からなくなってますよね、と。
美味しそうなイメージ、良さげなイメージを作ることにみんな一生懸命で、
そして、そんなイメージで商品を売っちゃう、売れちゃうもんだから、
どんどんモノから中身が無くなってる、そんな感じ。
味覚って作っていく、育てていく、鍛えていくものですからねぇ。
外部からの情報に依存して自ら考えることをせず、
中身の無いものを口にしても、なんら得られません。
食育って食糧を作ることの大変さ、感謝の気持ち、食事の重要性はもちろん、
ちゃんとした、というか本当は普通なはずの味覚、
美味しいものに出会った時の喜び、もたらしてくれる感動、
なんかも、きちんと伝えていかないといけませんよねぇ。
じゃないと、世の中から美味しいものが消えちゃいます(泣)。
そんな食育つながりで。
「最近ワインを飲み始めたんですけど」というお客様がたまにいらっしゃいます。
そこではお好み・希望を聞くと共に、セオリー通りのご提案をしてみたり。
ワインは普段口にしない要素を持ってたりしますから、
最初は慣れる、というのも大事だったりしますからねぇ。
例えばタンニン。
つまりは渋みですが、これって普段はあんまり口にしませんし、
したとしてもそれは完全にネガティヴ。
普通、渋みがあったら吐き出します、防衛反応として(笑)。
なので慣れていないと、過敏に反応しちゃうんですよねぇ。
例えばとあるワインの持つ渋みが10段階で5だったとしても、
慣れない人にはそれが10に感じられたり。
そうした慣れない要素の少ないもの、からご提案しています。
つまりは飲み易いもの、から。
でもワインって、この飲み易いが微妙。
飲み易いにも色々あると思うんですよねぇ。
普通に、シンプルな、親しみ易い、分かり易い味わいという意味での飲み易いと、
飲み易い状態になっているけど、その中身はとんでもないという場合とか。
前者はまぁ、普通のワインですよね。
不特定多数の人に美味しいと感じられる、万人受けするワインです。
誰が飲んでも、とは言えなくても、
多くの人が美味しいと感じられる、これって大事な部分ではあります。
分かり易い美味しさも必要です。
でも、実はワインの魅力ってそこじゃなくて。
その産地、品種、造り手でしか表現できない味わい、
そんな唯一無二の個性が評価される世界です。
本当に美味しいワインとは、ある意味個性的でなきゃと。
まぁ、過ぎたるはなんちゃら、ですけどね(苦笑)。
・・・。
うちの高額系、そんな感じもしますね(汗)。
次に後者の飲み易いですが、これは難解、というかやや上級。
普通に「これ飲み易くて美味しいね♪」と言っても全然OKなのですが・・・。
実はその飲み易さが素晴らしい、というか恐ろしかったりするんですよねぇ。
熟成とか驚異のバランスとかまぁ色々なパターンがあります。
ワイン飲んでるはずなのにまるでミネラルウォーターみたい、とか(笑)
で、そんなこの手の飲み易さで、一番不当な扱いをされるのが甘い場合。
単に甘くて飲み易いで片付けられちゃうんですよねぇ(泣)。
いや、別にいいんですよ、「甘くて美味しいね♪」と喜んでもらえれば。
でも、「うわ、甘っ」って甘いことで否定する人もいるんですよねぇ。
その甘味の質がどんだけ素晴らしいものであるかを理解できずに。
日本ではどうも甘いってことに対する偏見があるような。
えぇ~、あまくちぃ~。
僕が甘口を提案した際によく耳にするリアクションです(苦笑)。
確かに、レベルの低い、安易な、というかダメな甘口もあります。
取って付けたような劣悪な糖分で。
でも、それが全てではないんですよね、当然。
上質の糖分を持った、素晴らしい甘口もあるわけです。
さっきのタンニンと比較すると、
甘味って普段から口にする機会の多い味わいですし、基本的にいつもポジティヴ。
老若男女みんな美味しいと思う、はず。
でも、だから甘味に対する理解が出来ている、そんなわけもなく。
ただ食べて飲んでしてるだけで味覚が理解できればみんな専門家です(笑)。
甘口ワインの良さって、甘味に馴染みがある分難しいのかも。
甘い、それで終わり、それ以上でもそれ以下でもなく。
もうちょっと、甘味の質にまで意識を向けられると楽しいんですけどねぇ。
甘口の魅力を感じられる、
甘口の楽しみ方を知っているお客様に出会うと、素敵だな♪と思います。
本当に美味しい甘口、質の良い甘味って素晴らしいですよ?
もちろん、貴腐が良いって話じゃないですからね?
というわけで、無駄に長くなってきました(汗)。
ワインを難解な、高尚なものだとは言いたくない、そんなタイプの僕ですが、
ワインをより楽しもうと思うと、それなりに人間側にも求められるなぁと。
それは主に姿勢かなと。
人間だけが椅子にふんぞり返っていられるわけがありませんよねぇ。
とはいえ、膝はつかなくてもいいと思いますし、
でも、帽子くらいは取ったらいいよねとそこはマナー。
僕、たまにワインに土下座してますけどね(苦笑)。
・・・。
って、その姿勢じゃなくて。
なんでしょう、あんまり固執しない方がいいよね♪と。
アレが好きコレが嫌い、好みはそれぞれあるでしょうし、
主観で判断してもらっても全然構わないんですけど、
ひとつふたつのことに固執しちゃうともったいないですよと。
色んな良さ、魅力がある、というのがワインですから。
そういった色んな個性を楽しめる、そんな飲み方・楽しみ方をお伝えできればなと。
濃い赤ワインだけがいいってわけではないですよ?
食育からこんなことになっちゃいましたねぇ。
昨日のビール屋さんから始まり、どうもそんな頭の中だったようです。
食育ってわけではないですが、
まだまだ勉強中、
というかワインって死ぬまで勉強だよねと地獄の世界に浸かっている僕ですが、
一応、お伝えする立場にいるわけでして。
そうした立場上、きちんとしたことをお伝えしていかないとなぁと思った次第です。
「渋いワイン下さい」とか言われてもイチイチ凹まないようにします。
だいぶ消したけど、それでも長くなっちゃいましたね(汗)。
by web-wino
| 2010-11-09 16:18
| スタッフ日誌(旧日誌)